約2000年前の西暦80年に建造された古代ローマを象徴する円形闘技場 コロッセオ。
かつて剣闘士が決闘を行い猛獣を相手に血を流していた舞台は
朽ち果て地下構造が丸見えとなっていますが、
この舞台がイタリア政府によって復元されることが決定したそうです。
当時の舞台は木製の床に砂が敷かれ、
一部は19世紀後半まで残っていたものの発掘により撤去されたそう。
しかし、年間600万人以上が訪れる国内屈指の人気観光地ということもあり、
改修工事に伴い地下構造の上に舞台を復元することで、
訪問者がコロッセオの中央に立ち内部を一望できるようにするとの事。
改修工事は2021年中にスタートし2023年には完成予定で、
1,200万ドル(約12億3,000万円)を費やし
猛獣を地下から引き上げるエレベーターなどの舞台装置も復元するとのこと。
なおイタリア政府は復元プロジェクト案の募集を行っているが、
復元された舞台でコンサートや演劇は開催するものの
剣闘士による決闘などは断じて行わないそうです(笑)